乳房再建 │ 浜松医科大学医学部附属病院 形成外科

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乳房再建

introduction.01導入

 乳房再建とは乳癌手術で失ってしまった乳房を形成する手術です。
再建方法は大きく分けて自家組織による再建と人工物を使った再建の2通りがあります。また、再建する時期も、乳癌切除と同時に再建を始める場合と、乳癌切除後年月を経過してから再建を始める二次再建の場合があります。自家組織による再建では、主に自分のお腹や背中の筋肉や脂肪を使って乳房の形を作ります。人工物による再建では、ブレスト・インプラントを大胸筋下に挿入します。インプラントによる再建は、他の部位に新たな傷を付けずに行えるという点で比較的受け入れられ易く、当院でも全国平均と同程度の8割程の患者様が選択されています。今後は新たに脂肪注入を併用した再建も行っていく予定です。

introduction.02ポイント

 乳房の大きさ、形は人それぞれです。再建する目的も人それぞれです。
裸の状態で左右対称な乳房を希望する人、下着の付け心地を重視する人、胸の大きく開いた衣装を着たい人、水着を着たい人など…
自家組織による再建でも人工物による再建でも、個々の希望に合わせた治療が求められます。私たちは、再建方法・再建時期・再建目的を聞きながら、患者さんの希望に応じた治療を行っています。

introduction.03症例

この治療のやりがい

 患者様は女性です。女性にしか相談できないこと、女性にしか理解し得ないことがあります。一人ひとり丁寧に診察すると時間はかかりますが、乳腺外科で癌の告知を受けた直後とうって変わり、乳房再建が終わったころの患者様は笑顔になられます。これから形成外科を目指す女性医師には特に担っていって欲しい分野のうちの一つです。

執筆 医員 瀬野尾歩